NOROBUSHI

ナウでヤングな40代おやじの独り言

第8回草加松原太鼓橋ロードレース大会

2019年3月10日

第8回草加松原太鼓橋ロードレース大会

 

ラソン再開後最長となる10kmへのチャレンジ。

例によって、完全な練習不足で望む。

 

せめて前日に少しは走っておこうとジムのランニングマシンに挑むも、テレビの映画を全部見てしまい2時間40分のウオーキングに終わる。
そして足を痛める。
歩きすぎだ。

 

家に帰り、1人反省する。

 

プシュー

 

あ、間違えて缶チューハイを開けてしまった!

前日には飲まないと、あんなに強く決意していたのに・・・。

 

だからといって捨ててしまうのは、地球のためにもよろしくない。
エコ意識高い系の俺は仕方なく呑み干す。

 

ついでにおかわりも。。。


そして後悔と共に翌朝目覚める。

いつもそうだよな。


20年以上ぶりの10km。

60分以内を目標としていたが、
「完走」
へと目標を変更する。

心配されていた雨は振らず、気温も程良い。


自己申告タイム順にスタート位置につく。
皆様へご迷惑をおかけしてはならないので、最後方からスタートする。

 

ものすごいスタート渋滞が続き前に進めない。

最初の1キロは7分30秒。

 

次の1キロでは、最初の関門が待ち構える。

 

そう、太鼓橋。

 

アーチ状になったいわゆる陸橋だ。

 

ここの階段を上り降りするのだが、階段前で激しい渋滞。
必然的に徒歩となる。

結局この1キロも7分かかる。

 

次の1キロで2度目の太鼓橋。
またも渋滞で徒歩を余儀なくされる。

 

結局、半分の5kmの時点で34分。

 

ただし、体力にはまだ余裕がある。

ここから1キロ6分のペースを維持する。

とにかくゴールまで歩く事なく完走したい。


そして、3度目の太鼓橋を迎える。

やや混んでいるが、詰まってはいない。

歩くことなく階段を走り抜ける。


沿道の声援が力になる。

コスプレランナー達の姿にも元気をもらう。

 

そして、ラスト1キロとなった。


ふと突然、涙がこぼれそうになった。 

 

ゴールしたら泣いてしまうのではないか?
ランナーズハイというやつか?

 

不意に様々な感情が湧き出てくる。

 

 

 

 

先日。

 

親父が死んだ。


先週出場予定だった健康マラソン祭の日、葬儀だった。

 

午前中仕事、午後葬儀屋と打ち合わせ。
喪主として忙しい日が続いた。

 

火葬が終わった後も、様々な手続きや遺品整理。
関係各所や親族への電話連絡。

 

とにかく悲しむ間もない程忙しい日々が続いていた。
仕事も溜まっていた。
想像以上に身体も心も疲れ果てていた。
来月秋田の実家へ遺骨を届ける日まで、休まる日はないと思う。

 

このマラソン大会も出場するか悩んだ。

 

しかし、走る事を決意した。

 

何のために走るのか分からないが、とにかく走ってみる事にした。

走る事によって何か変わるわけではないが、走る。

 

ゴールまでの最後の道をひたすら走った。

そしてゴール。

 

タイムは1時間2分37秒。

 

タイムよりも無事に完走出来た事に安堵した。

 

心配していたゴール後の号泣のような事態にはならずに済んだようだ。

 

ただ、目から汗が流れただけだ。


いい歳したオッサンが走ったところで、何もない。
オリンピック日本代表を目指してる訳でもない。
ただ、疲れるだけだ。
むしろ、怪我とかのリスクも高い。
翌日への仕事へ影響する程の疲労も残る。

 

いい事なんてあるのか?

 

それでも答えは「YES」。

 

まだまだしばらくは走るのを止める事はしない。