さらばワゴンR 前編
数年前からずっと車通勤である。
それまではずっと電車通勤であったが、何年か前に業務上車が必要となり2台目を購入した。
平成16年式のワゴンRを中古で購入。
以来、ずっと車通勤に慣れてしまい、電車はおろか自転車すら乗らない生活となっていた。
先日もいつも通りワゴンRで出勤。
この時は何も問題はなかった。
帰り、異変が発生。
ん?
いつまでたってもエアコンが効かない。
ひたすらに冷たい風が流れてくるだけであった。
そして。
赤い水温警告灯が点滅を始めた。
こ、これはヤバいやつか??
そして水温警告灯は点滅から、点灯へと。
コンビニに緊急停車。
冷却水がないのだろうと思い、コンビニで水を買ってくる。
ボンネットを開ける。
冷却水はちゃんと入っていた。
携帯でいろいろ調べてみるが、俺のしょぼい知識では原因を特定出来ず…。
その日はゆっくり走りつつ、なんとか無事に帰宅。
次の休みは日曜であったため、車を見てもらうため翌日ディーラーに電話し予約をとろうとする。
が………。
自宅近く全てのスズキディーラー(6件)に電話したが、どこも日曜は全て予約が埋まっているとの事。
日曜朝一番。
三日ぶりにエンジンをかけて、近所のイエローハットに向かう。
久しぶりにエンジンをかけて、実は直っている、なんて事を少しだけ期待したが、当然そんなことはなくしばらくすると水温警告灯点灯。
イエローハットに到着。
見るにせよ、見積るにせよ、一旦預かりとなるらしい。
心のどこかでは、分かっている。
おそらく修理は高額となり、廃車を選択する事になるのだろう、と(現在の走行距離は17万キロ)。
なので、俺が求めているのはその診断をプロから告げられる事。
預かりには、修理を前提としたイメージが付きまとう。
それはお断りし、今度は近くのオートバックスに向かう。
症状を告げると、見てくれるという。
しばらくの待ち時間の後、状態の点検が始まった。
診断の結果。
ラジエターの故障により冷却水漏れ。
ラジエター交換が必要である。
簡単に見積もってもらったところ、修理にはおよそ15万程度はかかりそう。
廃車を決断した。
数年ぶりの電車通勤も決断した。
後編へ続く